特殊清掃のビフォーアフター
名古屋市昭和区の1ルームマンションにてお風呂でお亡くなりになられてしまった物件の遺品整理・特殊清掃のご依頼でした。
ご遺族様は、最期を看取ることができなかった後悔から、遺品整理をほぼ自分たちでされており、レリックには浴室の特殊清掃と除菌・脱臭のご依頼がメインとなりました。
残っている家財も引き取らせていただく事になりましたが、基本的な可燃物・不燃物はご遺族様にて処分されるとの事で、家具・家電品の引取りのみをさせて頂きました。
浴室を確認させて頂くと、お湯は警察の方が抜いていて、皮膚や髪の毛が浴槽に付着している状態でした。
実は、お湯を抜いてしまうと、その後の清掃はとても大変になってしまうのです…。
臭いの問題もあるので、お湯を抜かれるケースがほとんどなのですが、マンションなどでお湯を抜いてしまうと、下水に流れるまで階下のお部屋を全て通っていきます。
そうすると、階下の配管から臭いが漏れてしまう事もあり、建物全体が大騒ぎになるケースもあります。
幸いに今回の物件ではこのような二次被害は起きなかったようですが、基本的な清掃後に配管へ薬剤を流し込み、高圧洗浄にて内部洗浄を行います。
一度で全て落ちてくれるわけではありませんので、数回に分けて同じ工程を繰り返し行っていきます。
また、死臭を除去するには、浴室の清掃だけではなく、警察の方がどのルートを通って、ご遺体を搬送していったのか?
これをしっかり確認して、清掃していきます。
浴室から運び出したご遺体は、必ずお部屋で専用の袋に入れられますので、一度どこかにおかれるのです。
ここをもしっかり清掃しなければ、死臭の完全除去は難しくなってきます。
管理会社様へお返しするには、死臭の除去も原状回復に含まれますので、トラブルを起こさない為にも、ご遺族様へ清掃方法を明確にお伝えして、作業を行わせて頂きます。
今回の物件では、6時間の消臭作業を行い、無事にお引渡し完了となりました。
間取り | 1K |
---|---|
作業時間 | 10時間 |
作業人数 | 2名 |
作業料金 | 97,000円 |