名古屋市千種区での火災現場消臭事例

特殊清掃のビフォーアフター

名古屋市千種区にて火災現場の清掃と火災臭の脱臭作業を行わせて頂きました。

現場はマンションの高層階で、室内はほぼ全焼してしまっておりました。
火元はキッチンで、住人の方はコンロに火をかけたままベットで寝てしまっていたようです。

煙の臭いで住人の方も気づき、ベランダから隣のお部屋へ逃げることが出来て、怪我もなく無事だったそうです。
殆どの家財が燃えてしまっておりましたが、住人の方は消防からの入室許可が出てから燃えずに残った必要な貴重品などをご自身で出されたそうです。

レリックが作業を行うときには、室内の解体も終わっており、基本的にはスケルトンの状態でした。

スケルトンの状態であっても、煤や燃えかすは残っており、室内の全体を削り取る作業から行わせて頂きました。

7帖のお部屋でしたが、室内の煤を削り取る作業は簡単なものではなく、全ての壁と天井をグラインダーで丁寧に削り残しがない様に行っていきます。
日々、家財整理サービス（生前整理・遺品整理・空家整理）で、仕分けさせて頂いた荷物や大型家具を持っておりますので、体力・筋力にはレリックのスタッフも自信がありましたが、グラインダーでの削り作業は1日中削っているだけですが、作業後は腕が肩より上がらないほどキツイ作業でした。

この削り作業は、合計3.5日の工程となりましたが、削り終えた室内は煤もなく、この状態で火災臭も大幅に軽減され、防毒マスクも必要ないほどになりました。

削り作業を終えてからは、室内の全体洗浄にはいります。
削った壁の細かなカスを全て洗い流し、床の清掃を行い、一度乾燥させてから火災臭を中和させる薬剤を室内全体に噴霧し、オゾン脱臭機にて燻蒸作業を行いました。

オゾン燻蒸では、オゾン発生と燻蒸のサイクルを何日も行い、3日目にはほぼ火災臭はなくなりました。
4日目からは仕上げ燻蒸を行い、一度湿度を上げて、臭気が戻らないかの確認後に再度中和させる薬剤を噴霧し、仕上げのオゾン燻蒸を行わせて頂きました。

7日目には、完全に火災臭も消え、管理会社様から「あれだけきつかった火災臭が全くしなくなった。」と、とてもありがたいお言葉を頂けました。