お客様の声
一昨年の暮れ、義父を見送りまして、昨年は、その後の色々な後片付けに奔走することになりました。
「親を見送る」って、なかなか大変なことだなぁとしみじみ思ったりします。
そんななか、私の中での一番の懸案事項は「夫実家をどう片付けるか!?」
立ちはだかる巨大な嫁ミッションです。
時間を見つけては、不用品を詰めては捨てるを繰り返すこと・・
たぶん、45㍑ゴミ袋200個くらい。
埃でぜんそくになるし、目は腫れるし、おまけに・・・終わりが見えない。
働く主婦としては、夫実家より自分のうちを片付けたい(切実)
いったいどうしてくれよう・・・と、気になる日々。
「業者さんに頼めばいいじゃない」
「遺品整理業者さんって、最近よく聞くよ」と友人たちはいうものの、誰も利用した人がいない。
しかも・・・、超ため込み型人間だった義父。
溢れるように物があり、晩年は一人暮らしだったため、人様に入ってもらうのが申し訳ないくらい、汚い「汚部屋」とはいえ、やっぱり自分では限界っていうものがある・・・
時間を見つけては、「遺品整理 名古屋」「粗大ごみ 名古屋」
などなどとキーワード検索して、いろんな業者さんのHPを眺める日々。
でも、問い合わせの電話をするまでのハードルは、結構高い。
忙しさにかまけつつ、なかなか「えいっ」と勇気が出せないまま一年が経ち、1周忌を終えた頃、ふと 「そうだ!掃除しよう!!」と、思い立ってみました。
何件かに電話しつつ、つながらなかったり、色々でしたが、何件目かにお話ししたのが、「レリック」さん。
恐る恐る電話をしてみると、とても柔らかい話し方の男性が対応してくれました。
「かくかくしかじか(要は、部屋が汚いので見積もりに来てもらうのが心苦しい)」
「やってもやっても片付かない、でも片付けないと・・」などなど 切実な現実を話すのを、ゆっくりと聞いてくれました。
そこで、勧誘されるかな!?と思うと 「こういうのは、タイミングとかいろいろありますよね。
いつでも、見積もりだけでもって思われたときに言ってくださればいいんですよ」
「汚さを気にされるんでしたら、お客様が想像できないような仕事もしてますからご心配はいりませんよ」そんな風に言ってくださいまして「あ、この人になら会ってもいいかな??」そんな気持ちになりました。
その日は、問い合わせだけだったんですが、日を改めてお約束して見積もりを取りました。
説明も丁寧で、家から出たものたちがどんなふうに処分されていくのか、など 納得がいくようにお話ししてくれました。
他者と比べて、激安は売りにしていない。
でも、合法的に廃棄物を処分するので、あとからまずいことになったりしない。
ふとしたところから出てくる大切なもの(書類や現金など)をきちんと見ていきます。
そんな、内容でした。
ちょっとたくさんものがあるので、1階と2階を分けて違う日に整理していきたいこと、とりあえず、1階部分だけをお願いしたいと思っていること そんな、こちら側の希望もだまって聞いて受け入れてくれました。
押しの強さ、が全くなかったのも安心で好ましい点でした。
と、いうわけで、「業者さんで遺品整理する」ことにした我が家です。
さて、そんなわけで遺品整理業者さんと親の家を片付けることになった日。
ちょっとだけ、ドキドキです。
朝8時45分、チームレリックのみなさん登場です。
いったいどんな人たちかな!?と、内心ドキドキしていましたが、30~40代(たぶん)を中心の男性たちが7人。
爽やかに挨拶をしてくださいながら、作業は早速スタートです。
梱包材料をたくさん持ってこられました。
依頼主が準備するもの??絶対に、マスクと軍手。
長い間そんなに手入れされていないおうちは、とにかくすざまじい埃です。
事前に見積もりに来た際に撮った写真から、こんな風に動くとシュミレーションをされたのだとか。
7人の人たちが、リーダーの指示に従っててきぱきと作業を進めていきます。
すごく印象的だったのは、「静かに作業すること」
お話ししながら作業する、なんていうのはまったくなくて、指示や質問以外は、とにかく黙って手を動かす感じ、ちょっと驚きです。
相当な量のものたちがあり、「本当に終わるのかな」とか思っていましたが、時間とともに、着々と進んでいくのが分かりました。
たくさんのものたちは、きちんと分別されて・・・・
あっという間に、ものたちが外にならんて行きます。
水っぽいものは水を抜き、紙は紙、不燃は不燃。
思いでの写真や何らかの書類は、あとで依頼主が仕分けできるようによけておいてくれる。
現金は、1円でも出てきたらそのまま持ってきてくれる。
古いものでも、買い取れそうなものは買取の業者さんが見てくれる。
そんな風に、作業は進んでいきました。
例えば、買取にならなくても、電化製品は社会福祉のために役立つようにしたり、古い衣類も、外国等に送られたり、古紙もリサイクルされるよう処分したりと出てくるたくさんのごみたちも、考えて処分されていくのがわかりました。
作業中の休憩にお茶をお出ししたりすると、あとから必ず皆さんからお礼を言われるとか、ご挨拶がとてもしっかりしているとか、作業中は無口だけど礼儀正しいみなさんでした。
(休み時間は、お茶目に楽しそうに過ごしていましたが)
男性ばかりで若干むさくるしそうなのですが(失礼)
話し言葉はとても丁寧で、指示も受け答えもきれいな言葉で言葉遣いが綺麗なのも印象的でした。
本当に、なんとかなるんだろうか・・・と思っていた亡き人の家のお掃除。
2日間で出たごみの量は、2トントラックの7台分。
こうして数字にしてみると、ひとりでは頑張れなかったかな、と妙に納得します。
これ、私が散らしたわけではないんですっ、と出来の悪い嫁としては、業者さんに会うのが心苦しかったりもしましたが、そんな気配は全くなく、亡き人の家を、大切に迅速にお掃除してもらった経験になりました。
ささやかな私の、「遺品整理覚書」でした。ご参考になれば、幸いです。
(今回、遺品整理をお願いした業者さん。株式会社レリックさん)