2025年5月5日
レリックでは、生前整理・遺品整理・空家整理・相続支援整理といった、家財整理作業を主としてサービスを提供させて頂いておりますが、暖かくなり始めた3月頃から増え始めるご依頼があります。
それは、特殊清掃となります。
特殊清掃とは、居室内でお亡くなりになられ、発見まで日数が経過してしまった際の血液・体液の清掃・死臭の脱臭といった内容になります。
2024年に自宅で亡くなられた一人暮らし高齢者が5万8千人に上ったと警視庁が発表しました。
更に、2024年に警察が扱った20万4184人の遺体(自殺含む)のうち、自宅で見つかった1人暮らしの人は7万6020人。
65歳以上の高齢者が約76%を占めており、年齢層別では85歳以上が最多で1万4658人。
75~79歳が1万2567人、70~74歳が1万1600人と発表されました。
https://www.npa.go.jp/news/release/2024/20240821001.html
年々、居室内にてお亡くなりになられ、死後発見までに日数が経過してしまう件数は増加しております。
必然的に、我々特殊清掃業者への相談も増えておりますが、レリックとしては、何とか1件でも減らしていきたいと強く考えております。
どれだけ離れて暮らされていたとしても、家族は家族です。
血のつながった家族であり、親がいるから今の自分がいる事。
どれだけ疎遠であっても、どんな関係性であろうとも、心の奥底には、繋がったままの糸があると信じています。
居室内でお亡くなりになられ、発見までに日数が経ってしまうと、故人様との最期のお別れもかないません。
袋に入れられてまい、顔を見ることが叶わないケースも少なくありません。
この様なケースを1件でも減らしていく活動・セミナー・講演会も進めておりますが、他にも問題はあります。
それは、特殊清掃業者の質の問題です。
2024年レリックで特殊清掃を行わせて頂いた件数は、60件を超えています。
昨年は暖かくなり始めたのも早く、11月になっても暖かい日が続いていました。
5月から10月が特に多くの特殊清掃のご相談を頂きましたが、他の業者のやり直し件数も5件以上ありました。
その中でも記憶に残っているのは、管理会社からの相談でした。
遺品整理・特殊清掃を他の業者に任せて、一見室内はきれいな状態になったが、臭いが全く取れていないので、何とかなるか?との相談でした。
室内に入室すると、見た目はリフォームを終えたかと感じるほど、きれいになっておりましたが、どの辺りで亡くなられていたかと確認させて頂き、床に目を向けると、フロアタイルの目地に血液らしき黒い線が残っていました。
表面のみをきれいに清掃し、床下まで確認されていないことをお伝えし、その場で一部のフロアタイルを剥がさせてもらう事にしました。
すると、フロアタイルの下には、血液・体液が残ったままで、何の清掃もできていない状態が発覚しました。
急成長した業界だからこその問題ですが、レベルの低い業者が数多く存在しています。
特殊清掃では、表面の清掃だけでなく、内部まで目を向け、血液・体液が残ってしまっていないか?
しっかりと臭気確認をしなければなりません。
レリックでは、お客様の納得がいくまでの清掃・消臭を行わせて頂きます。
中途半端な作業をすることは、誰もが得をしません。
費用負担を安くしたいがために、相見積もりを取ることは大切ですが、結果は最後にしかわかりません。
だからこそ、清掃作業の中身と消臭技術の有無を確認することが重要になります。
安くすませようとばかりを考えてしまい、結果二重で特殊清掃を実施しなければならなくなってしまう可能性もあります。
いつ、どこで、誰の身内で起こってしまうか分からない事ではありますが、業者選びは慎重に行っていただきたいと思います。
万が一の際は、一度レリックへご相談ください。
様々なケースに対応しています。 最善の特殊清掃はどの様なものなのかを、現場に合わせてご提案させて頂きます。