2026年11月7日

故人が残した古い家電を、家電リサイクル法に沿って正しく処分するための料金と手順
遺品整理で古い家電が出てきたら、まず「家電リサイクル法の対象か」を確認してください。
エアコン・テレビ・冷蔵庫(冷凍庫)・洗濯機(衣類乾燥機)の4品目は、粗大ゴミに出せません。
この4品目は、リサイクル料金を払い、決められた手順で引き取ってもらう必要があります。
料金はメーカーやサイズで異なり、別途、運搬料金もかかります。
捨て方を間違える前に、この記事で対象品目・料金・手順を整理してください。
故人の家から、古いテレビや冷蔵庫、使わなくなったエアコンが出てきた。
粗大ゴミに出そうとして、「家電は出せません」と断られて戸惑う。
「これ、どうやって捨てればいいの」。
「お金がかかるみたいだけど、いくら?どこに持っていけばいいの?」。
検索窓に「古い家電 処分 リサイクル料金」と打ち込んだまま、手が止まっていませんか。
家電の処分がやっかいなのは、4品目だけ特別なルールがあり、料金や手順が分かりにくいからです。
しかも、重い家電を運び出す手間や、処分方法ごとの費用の違いもあります。
この記事では、家電リサイクル法の対象品目、料金の目安、処分の手順を順を追って整理します。
読み終えるころには、「まず何をすればいいか」が見えているはずです。
【この記事のポイント】
- エアコン・テレビ・冷蔵庫(冷凍庫)・洗濯機(衣類乾燥機)の4品目は家電リサイクル法の対象で粗大ゴミに出せない
- リサイクル料金はメーカー・サイズで異なり、別に収集運搬料金もかかる
- 購入店や買い替え店への依頼、指定引取場所への持ち込みなど、決められた手順で処分する
この記事の結論
- 一言で言うと、古い家電はまず「4品目に当てはまるか」で処分方法が分かれる。
- 最も重要なのは、対象4品目を普通の粗大ゴミとして捨てないこと。
- 迷ったら、買い替え店か自治体、または整理業者に相談すると手順が整理できる。
家電リサイクル法の対象4品目と料金の目安
まず押さえたいのは、どの家電が特別なルールの対象になるかです。
対象外の家電とは処分の道筋がまったく異なります。
次の順で確認してください。
対象になる4品目を確認する
家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)の対象は、経済産業省・環境省が定める次の4品目です。
一つ、エアコン(室内機・室外機)。
一つ、テレビ(ブラウン管式、液晶式・プラズマ式)。
一つ、冷蔵庫・冷凍庫。
一つ、洗濯機・衣類乾燥機。
これらは、鉄やアルミ、銅などの資源を再利用するため、埋め立てではなくリサイクルが義務づけられています。
そのため、自治体の粗大ゴミとしては基本的に出せません。
一方、電子レンジ、炊飯器、掃除機、パソコンなどは対象外で、小型家電リサイクルや自治体の区分で処分します。
リサイクル料金の目安を知る
対象4品目を処分するには、リサイクル料金を支払います。
この料金はメーカーやサイズで異なるため、一律ではありません。
あくまで一般的な目安ですが、エアコンは千円前後、洗濯機・衣類乾燥機は二千数百円程度とされます。
テレビは画面サイズで分かれ、小型より大型が高くなります。
冷蔵庫・冷凍庫も容量で分かれ、小型より大型が高くなるのが一般的です。
正確な金額は、一般財団法人家電製品協会の「家電リサイクル券センター」でメーカー別・品目別に確認できます。
処分前に、メーカー名とサイズ(テレビは型、冷蔵庫は容量)を控えておくと、料金を調べやすくなります。
料金は「リサイクル料金+収集運搬料金」と考える
見落としやすいのが、支払う費用はリサイクル料金だけではないという点です。
家電を運ぶための「収集運搬料金」が、別途かかります。
この運搬料金は、依頼する小売店や業者によって金額が変わります。
つまり、総額は「リサイクル料金+収集運搬料金」で決まると考えてください。
よくあるのが、リサイクル料金だけを見て「思ったより高い」と感じるケースです。
運搬分も含めて見積もると、方法ごとの費用を正しく比べられます。
自分で指定引取場所へ運べる場合は、運搬料金を抑えられることもあります。
古い家電を正しく処分する手順と選び方
対象品目と料金が分かったら、どの手順で処分するかを選びます。
主な方法はいくつかあり、状況によって向き不向きがあります。
| 処分方法 | 向いているケース | ポイント |
|---|---|---|
| 買い替える店に引き取り依頼 | 新しい家電に買い替える | 同時引き取りで手間が少ない |
| 購入した店に依頼 | 購入店が分かる | 引き取り義務がある |
| 指定引取場所へ自分で持ち込む | 運搬できる・費用を抑えたい | 事前にリサイクル券が必要 |
| 自治体に相談 | 購入店が不明 | 許可業者などを案内 |
表のとおり、購入店や買い替えの有無で道筋が変わります。
まずは対象品目を確認し、それから方法を選ぶと迷いにくくなります。
購入店・買い替え店に依頼する手順
最も手間が少ないのは、買い替える店に古い家電の引き取りを依頼する方法です。
新しい家電を届けてもらうとき、同時に古いものを持ち帰ってもらえます。
買い替えでなくても、その家電を購入した店には引き取り義務があります。
いずれの場合も、リサイクル料金と収集運搬料金を支払い、「家電リサイクル券(排出者控え)」を受け取ります。
この控えは、適正に引き渡された証明になるため、保管しておいてください。
遺品整理では購入店が分からないことも多いので、その場合は次の方法を検討します。
購入店が不明なときの手順
故人がどこで買ったか分からない家電は、珍しくありません。
その場合、お住まいの自治体に相談すると、処分方法を案内してもらえます。
自分で運べるなら、郵便局でリサイクル料金を払って券を用意し、指定引取場所へ持ち込む方法があります。
運搬が難しい場合は、自治体が案内する許可業者などに収集を依頼します。
環境省・経済産業省も、対象4品目は正規ルートでのリサイクルを呼びかけています。
無許可の回収業者に渡すと、不法投棄や高額請求につながる恐れがあるため、避けてください。
遺品整理でまとめて処分したいときの選択肢
遺品整理では、対象4品目だけでなく、対象外の家電や大量の家財が一度に出ます。
家電は購入店へ、粗大ゴミは自治体へ、と別々に手配すると、重い物の搬出も含めて負担が大きくなりがちです。
全国対応で見積無料の株式会社レリックのように、家電リサイクル法の対象品目も含めて遺品整理をまとめて相談できる業者であれば、家財の片付けと並行して、家電の運び出しと手続きも一度に進められます。
もちろん、家電だけを買い替え店や自治体ルートで処分する方法もあります。
家電が数点で他の遺品が少なければ個別に、家ごと片付けるなら一括で、と使い分けるのが現実的です。
どちらの場合も、無許可回収ではなく、正規の手順であることを確認してください。
よくある質問
Q1. 家電リサイクル法の対象はどれですか?
- エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目です。
- これらは粗大ゴミに出せず、リサイクルが義務づけられています。
- 電子レンジや掃除機などは対象外です。
Q2. リサイクル料金はいくらですか?
- メーカーとサイズで異なり、一律ではありません。
- 目安として、エアコンは千円前後、テレビや冷蔵庫はサイズで変わります。
- 正確な額は家電リサイクル券センターで確認できます。
Q3. リサイクル料金のほかに費用はかかりますか?
- 運ぶための収集運搬料金が別にかかります。
- 金額は依頼する店や業者で変わります。
- 総額はリサイクル料金と運搬料金の合計で考えてください。
Q4. 購入した店が分からない家電はどうすれば?
- お住まいの自治体に相談すると方法を案内されます。
- 自分で運べば、指定引取場所への持ち込みも可能です。
- リサイクル料金は郵便局で払えます。
Q5. 指定引取場所に自分で持ち込めますか?
- 事前に郵便局でリサイクル料金を払い、券を用意すれば可能です。
- 自分で運ぶと収集運搬料金を抑えられる場合があります。
- 場所や受付時間は事前に確認してください。
Q6. まだ使える家電でもリサイクルが必要ですか?
- 使えるものは、リユース(中古買取)という選択肢もあります。
- 製造年が新しく状態が良ければ、買取対象になることがあります。
- 使えないものは、リサイクル法の手順で処分します。
Q7. 無料回収のトラックに渡しても大丈夫ですか?
- 無許可の回収は、不法投棄や高額請求の恐れがあります。
- 対象4品目は正規ルートでの処分が求められます。
- 不安な場合は、自治体や正規の業者に確認してください。
Q8. 家電リサイクル券の控えは保管すべきですか?
- 適正に引き渡した証明になるため、保管してください。
- 排出者控えには、管理票番号などが記載されます。
- 万一の確認が必要なときに役立ちます。
この記事のまとめ
故人が残した古い家電は、まず家電リサイクル法の4品目に当てはまるかを確認してください。
エアコン・テレビ・冷蔵庫(冷凍庫)・洗濯機(衣類乾燥機)は、粗大ゴミに出せません。
リサイクル料金はメーカー・サイズで異なり、別に収集運搬料金もかかります。
購入店や買い替え店への依頼、指定引取場所への持ち込みなど、正規の手順で処分しましょう。
この記事のまとめ:要点3つ
- 4品目(エアコン・テレビ・冷蔵庫冷凍庫・洗濯機衣類乾燥機)は粗大ゴミに出せず、リサイクルが必要
- 費用はリサイクル料金+収集運搬料金で、料金はメーカー・サイズにより異なり券センターで確認できる
- 購入店・買い替え店への依頼や指定引取場所への持ち込みなど正規ルートで処分し、無許可回収は避ける
まずは出てきた家電が4品目に当てはまるか、メーカー名とサイズを控えるところから始めてください。
対象外の家電や大量の家財とあわせて処分に迷う場合は、遺品整理とあわせて相談できる窓口に、確認だけでもしてみると判断が進みます。
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