クルーズ船消毒会社が教員に指導

ことし2月、新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で消毒作業を行った愛知県東海市の会社が市内の小中学校が再開されるのを前に、18日、教員に消毒方法などを指導しました。

ことし2月、横浜港に着岸したクルーズ船の「ダイヤモンド・プリンセス」では乗客・乗員700人あまりが新型コロナウイルスの感染が確認されました。
その船内の清掃や消毒などの業務を行ったうちの一社が東海市の遺品整理や清掃を行う会社で、18日は、その経験を生かしてもらおうと、学校が再開を来週に控えた、市内の小中学校の養護教諭に、消毒方法などを指導しました。
研修では、当時の経験を説明したうえで、拭いて消毒するときには、往復するのではなく一方向に向かって動かすなど消毒のコツを実演しながら説明すると、参加した12人の教員はメモをとりながら熱心に話を聞いていました。
参加した東海市立大田小学校の飯田留美主任養護教諭は「消毒方法など学んだことを学校に持ち帰り子どもの安心安全につなげたい」と話していました。
株式会社レリックの神野敏幸代表取締役は「東海市で生まれ育ち、何か恩返しできないかと考え研修を開催しました。正しい消毒のノウハウを広く伝えたい」と話していました。

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